今年はブログで1年生の授業の様子を紹介してきました。
良かったらこれまでの授業の様子もリンク張っておくので、
ぜひチェックしてください!
そしていよいよ年内ラストかな?
今回は「遺伝子工学実習」の様子を紹介します!!
この日までに遺伝子工学実習も既に何度かやっているので、
1年生ながらなかなか高度な実験をしていました!
「アルカリSDS(アルカリミニプレップ)」という実験をしていましたよ!
みんな真剣に先生の説明を聞いていましたが、
この実験を詳しく説明すると、やたら難しいブログになってしまう・・・
なるべく簡単に言うと
大腸菌の中で増やした「目的のDNA(プラスミドDNA)」を、
目的外の不純物(「大腸菌のゲノムDNA」や「タンパク質」や「RNA」)と分け、
抽出・精製していく実験です。
この「アルカリミニプレップ実験」を通じて、
DNA実験の知識が体験的に理解できるようになると思いますし、
遺伝子工学の基本操作の練習にもなり、
さらに、様々な機械、例えば遠心分離機とか・・・
電気泳動とか、
ウォーターバスなどの、
基本的な使いかたの復習にもなります。
さて、実験の結果は・・・
DNAを取り出して、電気泳動して・・・
それに特殊な光を当てて観察したところ、
見事目的のDNAが観察できました!
(左から、1.マーカーのDNA、2.ミニプレップの産物そのまま、3.RNAseでRNAを除去したもの、4.制限酵素(EcoR1)でプラスミドを切断したもの、です。3.に4本のバンドが見えてる人が居るのは、ゲノムDNAを断片化してしまった??)
この結果を理解するために、1年生は遺伝子の勉強も同時進行しています!
高度な実験に取り組んで頑張っている1年生を、
引き続き応援していきます!!