こんにちは!
今回で第1章は終わります。では、始めましょう。
問18ですが、正解は 2 です。
なので、誤った記述は、 c ですね。
cの記述は、「サリドマイドの光学異性体のうち、血管新生を妨げる作用は、S体のみが有しており、もう一方のR体にはない」、「鎮静作用はR体のみが有している」、「サリドマイドのR体とS体は体内で相互に転換するため、R体のサリドマイドを分離して製剤化しても催奇形性は避けられない」が正解です。
サリドマイドによる薬害は世界的にも問題になりましたが、日本では対応が遅くなり被害が拡大してしまいました。
そんなサリドマイドも現在は厳重な管理のもとで、抗ガン剤として使用されているとのことです。
続いて、
問19ですが、正解は 5 です。
なので、誤った記述は a と b ですね。
aの記述の誤りは、「免疫グロブリン製剤」で、正しくは「血液凝固因子製剤」です。
bの記述にある、「医薬品副作用被害救済制度が創設された」が誤りで、医薬品副作用被害救済制度が創設されたのはスモン訴訟が契機となっています。
これらの用語の入れ替え問題は、よく出題されますし、勘違いで間違えやすい問題です。
何度も繰り返し覚えるようにしていきましょう。
第1章最後の問題、問20です。
正解は 3 ですから、誤った記述は b と c ですね。
bの記述の誤りは、「ウシ乾燥硬膜」で、正しくは「ヒト乾燥硬膜」です。
cの記述の誤りは、「ウイルスの一種である」で、正しくは「細菌でもウイルスでもない」です。
この問題も用語の入れ替え問題でした。
繰り返しになりますが、教科書をよく読んで用語の入れ替えに惑わされないようにしていきましょうね。
また、第1章は満点を狙える章でもありますので、頑張りましょうね!
次回からは、第2章です。お楽しみに!