「データサイエンス」と「服飾」。
一見すると全く関係ない分野のような気がしますよね。
今回は、バイオデータサイエンスを活用することで、新しい観点での「服飾デザイン」が可能になるミライを一緒に見てましょう。

ミノムシの「糸」を駆使する服飾デザイナー
現在は、洋服を作る際に、ポリエステルなど、石油を原料とした化学繊維が、たくさん使われています。
この衣服の素材となる化学繊維の生産から衣服の製造の過程や、消費から廃棄までの間に生じる環境汚染が問題となっています。
そのような中、地球環境に優しい「糸」として、その強度などからミノムシの糸が注目を集めています。
ミノムシの糸が洋服に利用されるなんて、驚きですよね。
実は近年、ミノムシのDNAがバイオデータサイエンスによって解析され、その強い糸をつくれる遺伝子が発見されているんです。
今後は、どの遺伝子情報がどんな糸をつくるかまで解明されていくでしょう。
バイオデータサイエンスの知識があれば、将来はミノムシの遺伝子を読み解いて利用し、デザインに合った糸をミノムシから自由に作れるようになる可能性も…!
今の服飾デザイナーが、工場に望む糸を発注するように、「ミノムシのこのDNAを利用して、こんな糸を」というデザイナーになれるかもしれません。
情報ソース/オオミノガのゲノム解明

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