今、様々な分野で注目されているデータサイエンス。
医学・生物学の分野においては生命のメカニズムを明らかにする新しい領域とされています。
バイオテクノロジーとデータサイエンスがクロスするこの領域は、専門知識と技術によって、将来も幅広い職業での活躍が期待されています。
今回は病院で病気の予知や予防に関わる医療従事者の例をご紹介します。

病院で病気の予知・予防に関わる医療従事者
例えば、現在日本の3台疾病と呼ばれるがん。
一生のうちに2人に1人ががんに罹る時代と言われています。
がんは、正常な細胞の遺伝子が、なにかのきっかけで変異を重ねて、がん細胞になり、身体をむしばんでいく病気です。
このような病気に対し、遺伝子を読み解くバイオデータサイエンスの力で、病気の予知や予防に役立てられる可能性があります。
また、遺伝的に受け継ぐ体質などによって、かかりやすい病気や注意したほうがよい病気などが、遺伝子レベルで明確になりつつあります。
それらのデータを駆使して、病気にならない医療を提供する新しい医療従事者を目指すことが期待されます。

vol1.とvol2.と2回にわたり所謂<医療分野>で活躍するデータサイエンティストについてお伝えしてきました。
これまで一般的に考えられてきた<直接人と関わる医療分野のお仕事>とはまた違った関わり方・働き方で、バイオデータサイエンティストは人の役に立つことができる人材です。
「少しでも興味が沸いた方」「もっと知りたい」と思った方は、こちらのサイトもチェックしてみてくださいね。
★医療×データサイエンスでの力を身に着ける「バイオデータサイエンス学科」
次回は、
肥満遺伝子に着目したダイエット研究開発者 に関する内容をお伝えします!
医療分野だけでないバイオデータサイエンスの可能性をぜひ楽しみにしていてくださいね。