
生命を形づくるDNAは、遺伝子の情報が刻まれているビッグデータ。
それをデータサイエンスの力で読み解いていくのがバイオデータサイエンスです。
バイオテクノロジーとデータサイエンスがクロスする新しい領域として注目を集めていますが、この専門知識と技術によって、将来も幅広い職業での活躍が期待されています。
今回はその中の1つを見てみましょう。
新ワクチンを開発する製薬会社の研究者

世界で猛威を振るう感染症。
その対策として大きく貢献しているのがワクチンです。
以前のワクチンは、ウイルスそのものを弱毒化したり、無害化してつくられていました。
しかし、その開発にとても時間がかかりました。
現在は、ウイルスの遺伝子情報を分析し、その情報を用いる新しいタイプのワクチンが開発され、実際に使われています。
ウイルスは遺伝子が変異しやすいので、バイオデータサイエンスでスピーディに解析することが求められます。
さらにはAIの技術で変異を予測して、先手を打つということも期待されます。
将来、人々の健康を支えるのに欠かせない人材として、活躍する道が開かれています。

遺伝子は、まだまだどんな情報が記されているか解明されていません。
バイオデータサイエンスで明らかになることで、遺伝子を活用する新たな活躍のフィールドも増えていくはず。
もっと「詳しく知りたい」「将来データサイエンスの分野で活躍したい」と少しでも思った方はぜひこちらのサイトもチェックしてみてくださいね。
★医療×データサイエンスでの力を身に着ける「バイオデータサイエンス学科」
次回は、病気の予知・予防に関わるバイオデータサイエンティストに関する内容をお伝えします!