43回目の生薬博物館で、ご紹介するのは
Angelica acutiloba という学名で、生薬名は「当帰」(トウキ)です
セリ科の山地に自生する植物で、奈良県や和歌山県で江戸時代から採取されていて、国産のものも輸入品とともに流通しています セロリに似た匂いがします
写真のトウキは、国産のものです
漢方では、貧血、冷え性、月経不順など婦人の薬として使われてきました。また、漢方の塗り薬である「紫雲膏」(シウンコウ)にも入っていて、膿を出し、肉芽形成作用があると言われています
飲んでも効く塗っても効く
なんて、大活躍の生薬ですね
では、次回もお楽しみに