こんにちは
今回も引き続き、「傷寒論」(しょうかんろん)の序文を読み進めます
大昔には、神農(しんのう)、黄帝(こうてい)、岐伯(きはく)、伯高(はくこう)、雷公(らいこう)、少兪(しょうゆ)、少師(しょうし)などの聖人がいた。
中世には、長桑(ちょうそう)、扁鵲(へんじゃく)という人達がいた。前漢には公乗(こうじょう)、陽慶(ようけい)という人達がいた。
それ以後は、このようなすばらしい人達がいたという話は聞かない。
最近の医者は古典の研究をしない。それぞれの家伝、秘伝を受け継ぐだけだ。言葉巧みに金儲けだけを考えて、きちんと病人を診ようとしない。
孔子は、生まれながらにしてこれがわかる者を上、学問によってわかった者をその次、博識なものは、またその次とすると言っている。
私も以前からこの漢方医学を大切にしているが、この孔子の言葉を大切にし、学び続けたいと思う。
以上で序文の意訳は終わりですが、いかがでしたでしょうか
この序文の後に、診断と治療のポイント、気候と人体の関係、病気の原因と種類、病気の症状と進行、治療法と注意事項等が著されています。
機会がありましたら、ご紹介したいと思います。
では、次回もお楽しみに