41回目の生薬博物館で、ご紹介するのは・・・
学名をPueraria lobata 、生薬名を「葛根」(カッコン)と言います。
これから取れるデンプンはクズデンプンで、ちょっと値段が高い葛餅や葛きりの原料にもなっています。また、錠剤を作る時にも添加物として使われるそうです
国内にも自生していて、数年前まではちょっと田舎の線路の脇に生えているのを見たことがありますが、農薬をかなり浴びているので、採取は控えたほうがいいと思います
生薬の需給としては、国産品と輸入品の両方が流通しています。
漢方では、風邪薬としておなじみの葛根湯(カッコントウ)にも含まれているように、解熱や筋肉のこわばりをとるのに使われます
ところで、あなたは葛餅派?葛きり派?
次回もお楽しみに