GENERAL PHARMACEUTICAL

2019.01.17

生薬博物館 その39

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39回目の生薬博物館で、ご紹介するのはこちら

麻黄

ただの木の細い枝のように見えますが、学名をEphedra sinica 、   生薬名を「麻黄」(マオウ)と言います。魔王ではありません

主成分はエフェドリンで、交感神経を興奮させる作用があり、咳止めとして、かぜ薬に含まれています。また、ドーピング検査で禁止薬物とされている成分でもあります

漢方では、おなじみの葛根湯(カッコントウ)にも含まれており、咳止めや痰を切る、熱を下げる、汗を出すなどの目的で、他の漢方薬にも含まれています

そういったことから需要が多い生薬の1つなのですが、ほぼ輸入に頼っている現状から、国産化が研究されている生薬です

また、主成分のエフェドリンを、このマオウから発見したのは、明治時代の日本人、長井長義という方なんですよ

生薬の分野は、まだまだ未解明のことばかり新しい成分を発見するのは、あなたかもしれませんよ

 

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