GENERAL PHARMACEUTICAL

2019.01.10

生薬博物館 その38

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あけまして、おめでとうございます。新年最初の生薬博物館で、ご紹介するのは、こちら

学名は、Glycyrrhiza uralensis、生薬名は「甘草」(カンゾウ)です。

甘草・炒甘草

マメ科の植物の根で、古代ギリシャの頃から広く薬用として利用されてきました。日本には奈良時代に遣唐使によって持ち込まれ、なんと奈良の正倉院には、当時のものが現存しているとか

主成分は、グリチルリチンで砂糖の約200倍の甘みがあり、甘味料として、醤油、味噌、菓子などにも幅広く利用されています

また、このグリチルリチンは副腎皮質ホルモン(アルドステロン)に分子構造が似ていることから、抗炎症作用、抗アレルギー作用があります。なので、多量・長期の服用は様々な副作用が出てしまう恐れがあります

そして漢方薬でも、数多くの処方に含まれており、そのほとんどを海外からの輸入に頼っているため、国産化が研究されています

今年も、たくさんの生薬を紹介していきますので、楽しみにしていてくださいね

 

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