冬休み明け〜1回生は基礎看護実習Ⅱへ行ってまいりました。約3週間に及ぶ臨地実習に学生皆緊張しながら臨みました。
基礎看護学実習Ⅱにおける実習目的は
「看護過程を展開し、対象に応じた日常生活援助の実践ができる」と掲げております。
1回生は学習したばかりではありますが、初めて病院での患者さんとの関りをもち、実際の援助を実施していく実習となります。本当に全員ドキドキしながらのスタートでした。
【実習目標】
①健康障害が日常生活にどのような影響を及ぼしているかを理解できる
②対象に応じたコミュニケーション方法を用いて情報収取ができる
③対象の状態から日常生活援助の必要性が理解できる
④対象への日常生活援助を安全、安楽に実施できる
⑤実施した援助を評価し、次の援助に役立てることができる
⑥倫理に基いた行動をとることができる
学生は皆この目標を胸に、日々の行動計画・目標を自ら考え、計画し展開していきます。
臨地実習においては病院の指導者さんともコミュニケーションをとりながら、目標や行動計画を随時修正しながら充実した実習が送れるように考え行動していきます。
主に、患者さんへの「日常生活援助」を主体とする計画を抽出し、受け持ちの患者さんが何を訴えているのか?どんな看護を必要とするのかを試行錯誤しながら考えていきます。
非常に苦戦するのが「看護過程」の展開です。
看護過程は、患者さんが必要としていることの中から、看護師にできることを考え抽出し、問題を解決していく思考プロセスになります。アセスメント、看護の問題の明確化、看護計画の立案、実施、評価のステップから成り立ち、随時追加や修正を行いながらより良い状態へ導けるように考えていきます。
病院実習では、自分で立案した「看護計画」を元に実施していくわけですが、本当にはじめてのことだらけなので、患者さんに声をかけるだけで緊張して、声がでなかったり、笑顔で接することができなかったり、練習ではできたのに本番はスムーズにいかない。。。なんてことが発生します。
それを日々指導者さんや教員や仲間と話し合って(カンファレンス等)、次の援助ではステップアップできるための工夫や目標、課題を見出しながら実習をおこなっていました。
実習の最後には学内でそれぞれのグループから実習の学び、今後の課題などを発表し無事終了しました!

1年生での実習は基礎看護学Ⅱにて終了です。
2年生以降には、各領域の実習がスタートしていきます。
一息つくまもなく、春休み以降は2年生の学習が随時はじまりますので、皆さんがんばりましょうね!