NURSE

2022.10.10

フィジカルアセスメントの演習を行いました!

    実習演習看護学生看護学科看護師
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    実習演習看護学生看護学科看護師

先日 基礎看護学「ヘルスアセスメント」の実技授業で、フィジカルアセスメントの演習を実習室で行いました。

フィジカルイグザミネーションは、視診、打診、触診、聴診による「身体診察」のことです。その得られた情報は正常なのか?身体に異常がないか?アセスメントしていきます。今回は「呼吸」と「腹部」のフィジカルアセスメントを実施しました!

はじめに、「声音振盪」の技術を学びました♫

「声音振盪(せいおんしんとう)」って何?なんのこと?と思われるかもしれません。

看護師は患者さんの背中に手をあて、患者さんに「ひとーつ!」や、「ナインナイーン」と低い声で発声して頂きます。その患者さんの発した声の振動が気道、肺を経て胸壁に伝わる現象を、看護師の手で感じとり確認していきます。声音振盪が微弱だったり、亢進していないか?左右差はないか?正常か胸腔内の状態をチェックします。

正常ではないときって??→それは、呼吸器の疾患を発症しているサインかもしれません!しっかり見極められる技術として習得できると良いですよね!

 

横隔膜の可動域を測定しました!

横隔膜の可動域?!一年生なのに、非常に難しい技術に感じるかもしれませんね!ただ、横隔膜の可動域は、解剖生理学を理解していればしっかり学べる技術なのです!こちらは、「打診」を使って測定していきます。背中の肩甲骨下から肋間を下向きに打診し、「共鳴音」から「濁音」になった部位に印をつけます。まず息を吐いてもらって測定。その次は息を吸ってもらって測定します。息を吐くと横隔膜は上がり、吸うと下がります。その可動域を計測していきます。可動域が小さすぎると、肺の疾患があると推察されます。みんな必死に測定していました。「え?いつ濁音になった?」「先生がやると音変わるの分かるのに、、」「患者役だと濁音になる瞬間がわかった!」様々な発見があったようです♫

 

 

呼吸音の聴診♫

呼吸音の聴診では教科書のようにスラスラ聴診器をあてられず四苦八苦。。。最初からスムーズに聴診ができたらトレーニングは必要ありませんよね!看護学生は練習を何度もする必要があります。今回はあくまでも正常音を理解する事が目的なため、健康な学生同士でしっかり「正常音」を聴き、覚えよう!と頑張りました!

腹部の腸蠕動音を聴診♫

腹部のフィジカルアセスメントでは、腸蠕動音を聴診しました。食後の授業だったので、比較的「ぐるるるぅ〜」「キュルルぅ〜」というような腸蠕動の音を聴くことができました。お腹を診察してもらうときの患者さんの羞恥心への配慮や、掛物の工夫なども含めて「看護」を考えていけるといいと思います。

最後はお腹の触診(^^)

最後は、虫垂炎時に触診すると痛くなる部位(マックバーネー点、ランツ点)の触診をしました。お腹を触るだけじゃなく、お腹を圧迫した時の患者さんの表情を確認し、苦痛な表情になっていないかもみていきます。痛みがあれば苦痛な表情になりますよね。看護は色んなことにアンテナをはって、患者さんの情報を収集していく必要があります。

このブログでは、看護学科のリアルをお届けしていくつもりです。

次回はもお楽しみにして下さい!

   

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