早いもので1月も下旬、
2024年度の授業も、もう少しで終了になってしまいます。
1年生も後期授業で本格的な実験の経験を積んでいて、
さらに2年次のインターンシップの準備をしているところです。
という事で、久しぶりに1年生の授業の様子を報告したいと思います。
1年生の実験授業は、前期に「生物実習」や「化学実習」といった基礎実験をして、
後期に「細胞培養実習」「遺伝子工学実習」など本格的なバイオ技術を学びます。
そのうちの一つが、今回報告する「生化学・タンパク質工学」の実習です。
この日は、『ルミノメーター』という機器を用いて、
ATPを測定する実験を行っていました。
ATPは、全ての生物にとってのエネルギーとなる重要な物質です。
このATPを測定する事によって、そこに生物がいるかどうかも推定できます。
つまり、目に見えない菌などの生物の存在を確認できるので、
食品の衛生管理や、手術室や無菌室など医療やバイオ分野でも応用できます。
この日は機械でATPの存在を確認するだけじゃなく、
目で見ての確認もしていました。
菌がいるか調べたい場所のサンプルを、試験管に入れ、
特定の試薬で処理した後に、特殊な光を当ててみると…
目で見てもわかるくらい発光しました。
ATPが存在した、つまり生物(菌など)が存在した事が推察されます。
1年生は、こんな感じで色々な実験を通して、
ATPなどの「生化学」の知識を深めています✨
1年生の皆さん、2年生のインターンシップ実習に向けて、
引き続き頑張っていきましょう!!!