皆さん、こんにちは!
登録販売者試験にでる?2です。
前回からの続きですよ!
アスピリンですが、サリチル酸系の解熱鎮痛成分で、仲間にはサザピリン、エテンザミド、サリチルアミドという成分があります。
解熱鎮痛成分とは、病気やけがを治す働きがあるわけではなくて、プロスタグランジンが原因となって起きる発熱や痛みを鎮めてくれます。
さてプロスタグランジンとは、もともと身体にあるホルモンに似た働きをする物質で、病気やけがなどがある時に活発に産生され、身体の各部位で発生した痛みが脳へ伝わる際に、そのシグナルを増幅させることで、痛みの感覚を強めています。また、脳にある体温を調節する部位に作用して、体温を通常より高く維持するように調整したり(発熱のことですね)、炎症の発生にも関与します。頭痛や関節痛などもプロスタグランジンによって増強されます。
ということは、プロスタグランジンって悪い奴みたいなイメージを持ってしまいますが、そんなことはありません。プロスタグランジンのお陰で、病気やけがをしていると私たちは自覚することができるとも言えます。
例えば、風邪のウイルスが体内に侵入し増殖した時、プロスタグランジンが働いてくれないと病気になっていることに気が付かないで、知らない間に肺炎を起こして、命に関わるなんてことにもなりかねません。また、胃酸分泌調整作用や胃粘膜保護作用もあるので、胃を胃酸から守ってくれてもいます。
凄いぞ!プロスタグランジン!
では、次回もお楽しみに
絵も写真もなくて、ごめんね!