こんにちは
今回は「黄帝内経素問」(こうていだいけいそもん)の養生法についてです
2 四気調神大論(しきちょうしんたいろん)
この篇は問答形式ではなく、季節(四気)に応じた心身(神)を調和させる方法が書かれています。
①春の養生法
日の入りと共に寝て、日の出と共に起きること。心身ともに伸び伸びと、活動的な気持ちでいて、実際に活動するのがいい。
あまり活動をしないでいると、夏になって汗をかかず、冷え性になってしまう。
②夏の養生法
太陽が沈んでから寝て、日の出と共に起きること。適当に気分的に発散するように運動して1日1回は軽く汗をかくようにするのがいい。
うまく発散出来ないでいると、秋になって痰の少ない乾いた咳が出てしまう。
③秋の養生法
早く寝て、鶏の声とともに起きること。イライラしたり、活動的になってはいけない。
活動し過ぎると、冬に下痢をし易くなってしまう。
④冬の養生法
早く寝て遅く起きること。活動的になってはいけない。汗をかくほど運動してはいけない。
冬に活動すると、春に手足がだるくなり、鼻血が出ることもある。
養生法としては、それほど難しいものではなさそうですが、現代社会で実行するのは中々厳しそうですね
病気になってから治療をするのではなく、病気にならないようにするのが今も昔も変わらない大切なことだと思います。
次回もお楽しみに