36回目の生薬博物館でご紹介するのは、寒い季節に相応しい、身体を温めてくれる作用を持った生薬です
学名をAconitum carmichaeli、生薬名を「附子」(ブシ)と言います
春に山菜と間違えて食べてしまい、中毒事故を起こすことがあるトリカブトの根の部分です
漢方薬では、痛みを止めたり、心臓の働きをよくしたり、おしっこの出をよくしたり、代謝を促進して身体を温めたり等に使用されています
でも、もともとは有毒な植物なので、薬として使用するには減毒加工を行うことが必要です
4月から始まった生薬博物館ですが、年内はこれで最終回です。来年も続きますので、是非ご覧ください。
皆様、よいお年を