みなさん、こんにちは。
本日は「くすり総合学科」のもう1つの専攻「バイオ医療研究専攻」が目指す職種、バイオ技術者についてお伝えします。
バイオ技術者の仕事は、医療や環境や食品などの様々な分野におけるあらゆる問題を、バイオテクノロジーを用いて解決に導く(改善する)ことです。
バイオ技術者の仕事分野は、
・未知の病気のメカニズムの解明
・新たな薬や治療方法の開発
・再生医療や不妊治療などのための細胞培養
・遺伝子を調べる事による、コロナなど様々な病気の検査
・食料など安定して生産ができるようにするめの食品開発
・環境の汚染などを調査、バイオレメディエーションによる修復
・医薬品などに有用な物質の安定した生産
などなど。実に様々な分野で活躍しています。
バイオテクノロジーが発展することによって、世の中を良い方向へ向かわせることができるので、これからの社会で求められている人材です。
医療・環境・食料問題など、まさにSDGsとも直結していますね!
さて、このようにたくさんあるバイオ技術者の仕事の中でも、
医薬品開発の仕事についてさらに詳しく説明すると、大きく2つの仕事があります。
(お仕事紹介ナリカタのHPより)
①医薬品の基礎研究
動物や植物、微生物、化学物質などから薬の”モト”と成り得る物質や成分を発見することや、それを組み合わせて新たなモノを創り出すための研究、実験を行います。候補となる物質は20,000個以上も存在するため、その中からまず200個程度にしぼり、そこからさらに薬になりそうな物質だけを選定し、新薬の候補として研究、実験を行います。また昨今では、DNAやRNAに直接働きかける「アンチセンス医薬品」や、タンパク質レベルで薬を開発する「分子標的薬」「バイオ医薬品」といったものも、バイオテクノロジーによって作られています。
②非臨床験
実験動物や培養細胞を用いて、薬になる可能性のある物質の有効性や安全性、毒性などを試験します。非臨床試験で行う試験は10種類以上も存在し、哺乳動物を用いて毒性の質や量を調べる「毒性試験」、発がん性の要素や可能性の有無を調べる「発がん性試験」、突然変異や染色体異常など遺伝子への影響を調べる「遺伝毒性試験」など、物質が生物の中でどのように吸収されどのように影響するか、また排泄の過程など、様々な実験を通して生物体内における具体的な作用を調べていきます。毒性や発がん性、遺伝子への影響など、間違いや見落しが許されない項目であるため、正確性や徹底した管理が必要とされる重要な仕事です。
①②のいずれにせよ、バイオテクノロジーの技術を活かした、まさに「バイオ技術者」の実験・研究の仕事になります!
◎専門学校でバイオ技術者を目指すメリット
バイオ技術者になるには欠かせない基礎から応用までの知識と技術が専門的に学べることです。専門学校は業界との繋がりが深く、授業も実際の研究室や企業で働いている専門の先生が行うことも多いです。また、就職活動では直接学校に求人が届くことも多くあります。大学よりも短い就業年限で学ぶことができるので、学費も抑えられることがメリットです。
◎バイオ技術者に向いている人
①コツコツと取り組める人
バイオ技術者の仕事は、知識・技術をフル活用して現状の課題を解決することです。しかし、課題は簡単に解決できるものではありません。答えが分からない問題を解決に導くので、試行錯誤しながら日々繰り返し取り組むことが大事になってきます。
②分からないことが知りたいと思う人(想像力のある人)
分からないことにチャレンジすることを「楽しい!」と思えることが大事です。「こうではないか?」と仮説を立て取り組む、失敗しても「なぜ上手くいかなかったのか?」と考えチャレンジする。その工程をワクワクして取り組める人、新しい発見をしたいなど好奇心のある人は向いています。
以上、「バイオ技術者」になるには?の解説でした!
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