
今、様々な分野で注目されているデータサイエンス。
医学・生物学の分野においては生命のメカニズムを明らかにし、
病気の予知・予防、治療などに役立たれています。
ここでは医療系データサイエンティストのお仕事についてお伝えします。
個別化医療に欠かせないデータ解析技術者は未来の医療を支える仕事

医療系データサイエンティストとは
企業や病院が抱える課題や今解決したい問題は何か、どんなデータが必要か確認します。集めたデータと、企業や病院からのデータを組み合わせて、様々な角度から解析します。得られた結果を企業や病院に伝わるように分かりやすくプレゼンテーションします。
仕事内容
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バイオデータサイエンティスト
病気・治療・研究結果などあらゆるデータを収集し解析して企業や病院の課題や問題を解決するお仕事です。
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バイオテクニシャン
薬に使用する物質を見つけるための研究をしたり、薬の安全性を確かめるためのテストを行ったりするお仕事です。
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大学院進学
卒業時に高度専門士の称号がもらえるため、学びを深めたい!研究を続けたい!という人は、卒業後すぐに大学院への進学も可能◎
医療系データサイエンティストに向いている人とは
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向いている人
その協調性がある人
データサイエンティストと聞くと、一人で黙々と仕事をしているイメージかもしれませんが、チームで協力をして仕事を行っていきます。周りの人と協力をし期日までに解析を終わらせることも重要になります。周りの人を気遣いフォローする気持ちを大切にしている人は向いていると思います。
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向いている人
その推理小説が好きな人
研究や解析などを行うときには物事の法則を理解し、順序立てて導き出せる力が大切になります。「なんとなく」ではなく、データを整理し、解決に導き出す力が必要になるため、「だからこうなる」という論理的思考力がある人は向いていると思います。
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向いている人
その間違え探しが好きな人
プログラミングはプログラムコードを入力して作業をします。コードの入力間違えなどがあると、正しくプログラムが動きません。プログラミング言語は記述のルールもあるため全角半角の違いやスペースの有無もエラーが起きます。そうして起きたエラーをどこが間違っているか注意深く気付き修正することが必要になります。集中力があり、注意深く間違いを見つけることが得意な人は向いていると思います。
- Q 文系出身でも勉強についていけますか?
- A 「バイオテクノロジー」「データサイエンス」どちらの分野も基礎からしっかりじっくり行います。クラスのほとんどがプログラミング未経験者ですので安心して勉強もスタートすることができます。病気を治したい。これからの医療に関わりたい。そんな気持ちがある方はぜひ、オープンキャンパスなどお越しください!
- Q この仕事をするにはどんな力が必要なの?
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A
医学・生物学系の知識とともに統計学・プログラミング系の知識やスキルも必要です。
医学・生物学系の知識は企業や病院のニーズを理解したり、データがどこにあるのかを知るために必要です。統計学・プログラミング系の知識やスキルはデータを解析して、得られた結果を活用するために必要です。 - Q 将来性のあるお仕事なの?
- A データサイエンティストは、様々な分野で注目されている職業です。その中でも医療・バイオ分野は今後も必ずデータが増え続けるため、より将来性のある分野と言えます。
- Q 医療系データサイエンティストの収入は?
- A データサイエンティストの平均年収は正社員で730万円と言われています。これは日本のサラリーマンの平均年収よりも200万円ほど高く、需要が高いため高収入であるといえます。
- Q 医療系データサイエンティストになるにはどうすればいいの?
- A 4年生の専門学校または大学で専門領域を学ぶことが大切です。現在はバイオテクノロジーを学んだ方が、独学でプログラミング技術などを取得しデータ解析を行っています。2023年に新たに開講した東京医薬看護専門学校のバイオデータサイエンス学科では4年間「バイオテクノロジー」「データサイエンス」を学ぶことができます。他の大学や専門学校にはない、2つの分野を学べる学校です。