言語聴覚士の仕事
ひとりひとりに合わせたリハビリで患者さんの「聴く」「わかる」「食べる」をサポート!
言語聴覚士ってどんな職業なの?
言葉を聞くことや言葉を理解すること、食事をすることなどに障害をお持ちの患者さんに症状の改善のための訓練や指導を行うお仕事です。言語聴覚士になるには言語聴覚士の国家資格の取得が必要となります。
どんな仕事をするの?
患者さんが言葉を聞くことや理解すること、食べることについての障害を持つ理由は、生まれつきの障害や難聴(※音が聞こえづらくなる耳の病気)、事故などによる体の機能の不具合や心の病気など、様々な原因があります。それらの問題を抱える患者さん、ひとりひとりに合わせた治療を行なっていくことが主な仕事内容です。リハビリの対象は、こどもからお年寄りまで幅広い年代の人達です。
障害の分析と対処
人が言葉を話せなくなるには人それぞれの理由があります。それらの問題の原因を突き止めて、ひとりひとりに合った解決策を導き出すことが言語聴覚士のお仕事です。
他の職種との連携
言語聴覚士のお仕事は、お医者さんを始めとした、他の医療のお仕事の方々との連携が必須となりますので、他の職種とチームを組み、協力して治療に取り組みます。
患者の関係者との関わり
患者のご家族や、患者が子供の場合には幼稚園や保育園の先生など、患者の周りの人達と関わり、病気の原因を探すことがありますので、様々な人と関わりを持つコミュニケーション力が必要となります。
どんなところで働く?
総合病院などの大きな病院のリハビリテーション科やリハビリテーションセンターで働くケースが多くあり、その他では特別養護老人ホームなどの福祉教育現場でも働いています。リハビリテーションに特化した施設だけでなく、歯科医や口腔外科など、口に関連した医療施設で働いている方もいらっしゃいます。
言語聴覚士の収入は?
月給で25万〜30万円、平均年収で約400万円がおおよその平均金額となります。職場によっては、経験を積んで管理職になると年収500万円以上も目指せる場合もあります。
言語聴覚士になるにはどうすればいい?
言語聴覚士になるには言語聴覚士の国家試験に合格することが必要です。国家資格の受験資格を得るには、高校卒業後に国から正式に認定を受けた大学か短期大学、もしくは都道府県から認定されている専門学校にて必要な授業を履修することが条件です。その他には、一般の大学を卒業後に指定の大学や大学院・言語聴覚士の養成校を卒業することで受験資格を得ることができます。