2025.10.10
お役立ちコラム
ハローワークの職業訓練は転職に活かせる!5つのメリットや学費無料で通える学校も紹介
ハローワークの職業訓練では、IT系、医療系、美容系など、多様な分野で学びが用意されており、転職へ向けて手厚くサポートしてくれるのが特長です。
また、東京都では職業訓練の一環で「長期高度人材育成コース(専門人材育成訓練)」を実施しており、専門学校などで学費無料で学べる制度が整っています。
本記事では、ハローワークの職業訓練の種類、メリットと注意点、長期高度人材育成コース(専門人材育成訓練)などについて解説しています。
「職業訓練を受講してみたい」「離職中は出費を抑えたいから学費無料で受講したい」などとお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。
なお、東京医薬看護専門学校では「長期高度人材育成コース(専門人材育成訓練)」の実績があります。学校の詳細がわかるデジタルパンフレットを無料で配布しているので、気になる方は以下のリンクから資料請求してみてください。
- 記事の概要
転職に役立つハローワークの職業訓練とは?
職業訓練は、転職に役立つ知識やスキルを無料で学べる国の支援制度です。求職者全てが対象であり、就職率向上と企業の人材不足解消を目的としています。
「公共職業訓練」と「求職者支援訓練」に分かれており、それぞれ訓練科目は
- 機械加工
- 建築
- 医療・調剤事務
- Webデザイン
- などの多様なコースが用意されています。
受講者は令和6年度12月時点で65,015人、就職率は73.6%に上りました。(参考:厚生労働省)
このように、職業訓練は求職者が職業スキルや専門性を習得し、転職できるように支援する制度です。正社員に転職も可能!ハローワークの公共職業訓練と求職者支援訓練について詳しく解説
ハローワークの職業訓練は、公共職業訓練と求職者支援訓練の2種類あります。それぞれの特徴やコースなどを詳しく解説します。
1.公共職業訓練(施設内訓練・委託訓練)
施設内訓練・委託訓練の2種類があり、失業給付を受給しながら訓練を受けることが可能です。受講料は無料ですが、1年以上のコースについては有料の場合もあります。
なお、テキスト代や工具代などは実費負担が必要です。以下は、施設内訓練・委託訓練の詳細をまとめた一覧表です。それぞれの特性や科目などを紹介していますので、コース選びの参考にしてください。
【施設内訓練・委託訓練】
施設内訓練 委託訓練 実施主体 都立職業能力開発センター 民間の教育訓練機関 対象者 ハローワークで求職申込みをしており、
主に雇用保険を受給している方(失業給付を受給)特色 ものづくり系科目が充実 専門的な技能を習得 科目 ・機械加工
・自動車整備
・建築
・造園
・電気工事
・塗装
・印刷
・ファッション 等・介護
・医療、調剤事務
・総務、経理事務
・Java(プログラミング)
・Webデザイン
・旅行
・貿易
・不動産 等期間 2か月~2年 3か月~2年 主な入校時期 4月・7月・10月・1月 毎月 受講料 無料
※テキスト代等は自己負担
※1年以上の科目は一部有料無料
※テキスト代等は自己負担(参考:厚生労働省東京労働局省)
施設内訓練と委託訓練には実施主体、科目、期間などそれぞれ違います。自分が就きたい仕事をよく検討した上で、選んでみましょう。 注目の東京都専門人材育成訓練は、公共職業訓練(委託訓練)の一つになります。
2.求職者支援訓練
失業給付を受給していない方が「職業訓練受講給付金」を受給しながら訓練を受けられる制度です。ハローワークに登録済みの求職者のうち、失業給付の資格がない方、給付期間が終了している方などが対象となります。
求職者支援訓練は「基礎コース」「実践コース」に分けられます。 以下の表で詳しく解説しているので、コース選びの参考にしてください。
【求職者支援訓練のコース】
求職者支援訓練 コース 基礎コース
(就職に必要な基礎的な技能、知識を得るための訓練)実践コース
(基礎的、実践的な技能を得るための訓練)対象 ハローワークに求職の申込みをしており
雇用保険被保険者や雇用保険受給資格者でない方実施主体 民間の教育訓練機関 特色 社会人としての基本的なスキルと基礎的なパソコンスキルを習得 基本的なスキルに加え実践的な技能を習得 科目 ビジネスマナー
パソコンスキル 等・介護
・医療、調剤事務
・総務、経理事務
・営業、販売事務
・Java(プログラミング)
・Webデザイン など期間 2~4か月 2~6か月 主な入校時期 毎月 受講料 無料
※テキスト代等は自己負担(参考:厚生労働省東京労働局)
基礎コースと実践コースは、科目、期間などが変わってきます。「自分はどんな仕事に就きたいのか?」を考えて、選んでみてください。
ハローワークの公共職業訓練・求職者支援訓練を受ける5つのメリット
職業訓練を受けるメリットは5つあります。失業給付の延長や就職支援など、主に求職者を支える仕組みについて解説します。
- 公共職業訓練は「失業給付の早期受給や延長」ができる
- 求職者支援訓練は「給付金や寄宿手当」がある
- 公共職業訓練や求職者支援訓練は就職に役立つ知識やスキルが「無料で学べる」
- 公共職業訓練や求職者支援訓練は「就職支援を受けられる」
- 公共職業訓練や求職者支援訓練は「生活リズムが保ちやすくなる」
1.公共職業訓練は「失業給付の早期受給や延長」ができる
公共職業訓練を受講すれば、失業給付の早期受給や給付期間の延長が可能です。自己都合の場合だと、退職後に7日間の待機期間を得て、さらに1~3か月経過しないと失業給付は受給できません。しかし、公共職業訓練を受講すれば、すぐに失業給付が受給できます。
さらに、職業訓練が終わるまで失業給付の受給が延長され、受講手当(1日500円で上限40日)と通所手当(交通費)も支給されるため、経済的負担が軽減されます。
以下は失業給付の受給について表した図です。
【給付制限についてのイメージ】
引用:厚生労働省
このように、公共職業訓練は受講者を経済的にサポートしながら、転職まで支援する制度となっています。
2.求職者支援訓練は「給付金や寄宿手当」がある
求職者支援訓練では、失業給付を受けていない方が経済的な支援を受けながら職業訓練を受講できる制度です。
受講者は以下3つを受給できます。
- 職業訓練受講給付金:月10万円(条件あり)
- 通所費(交通費:上限42,500円)
- 寄宿手当(家族と別居して寄宿する場合に支給:上限10,700円 )
なお、職業訓練受講給付金の条件は以下8つです。
- 本人の収入が月8万円以下
- 世帯全体の収入が月30万円以下
- 世帯全体の金融資産が300万円以下
- 現在住んでいるところ以外に土地・建物を所有していない
- 全ての訓練実施日に出席している
- 世帯の中に給付金を受給して訓練を受けている人がいない
- 過去3年以内に、不正行為により、特定の給付金の支給を受けたことがない
- 過去6年以内に職業訓練受講給付金の支給を受けたことがない
1または2を満たさない場合でも、本人の収入が月12万円以下かつ世帯収入が月34万円以下で3~8を満たす場合は、訓練施設への交通費(通所費)を受給することが可能です。
参考:厚生労働省
このように、受講者は訓練期間中の生活費などのサポートを受けながら就職活動を進められます。
3. 公共職業訓練や求職者支援訓練は就職に役立つ知識やスキルが「無料で学べる」
職業訓練では、転職に活かせるさまざまな知識やスキルが無料で学べます(1年以上の科目は一部有料)。IT・医療・介護など求人の多い分野を中心に、実践的なカリキュラムが組まれているのが特徴です。
例えば、Webデザイン科では、デザインソフトの操作方法からWEBサイト制作まで幅広く学習できます。他の科目も基礎から実践まで学べ、現場で活躍できる力が身につくでしょう。 「離職中は収入が減るから無料で学びたい」という方に、おすすめの制度です。
4. 公共職業訓練や求職者支援訓練は「就職支援を受けられる」
求人紹介や進路相談などの就職支援を受けられるのも、職業訓練の魅力です。
- 履歴書やエントリーシートの書き方
- 面接の対策
- 自己分析のやり方
など、就職に向けて丁寧なサポートが受けられます。 令和5年度の職業訓練受講者の就職率は以下の通りです。
【令和5年度 職業訓練受講者の就職率】
公共職業訓練 施設内訓練 86.4% 委託訓練 73.6% 求職者支援訓練 基礎コース 60.1% 実践コース 60.6% 参考:厚生労働省
このように、公共職業訓練受講者は73~86%、求職者支援訓練受講者は60%の方が就職を叶えています。
職業訓練で就職に有利なスキルを習得し、手厚いサポートを受けることで、就職に結びついているといえるでしょう。
5. 公共職業訓練や求職者支援訓練は「生活リズムが保ちやすくなる」
職業訓練は平日の昼間に行うため、会社員と同じように規則正しい生活を維持しやすいといえるでしょう。
離職中は生活が乱れがちになる場合もありますが、訓練に通えば就労中と同じようなリズムで過ごせます。 離職していても規則正しい生活が送れるのは、就職した際に新生活に馴染みやすいといえるでしょう。
ハローワークで公共職業訓練・求職者支援訓練を受けるときの4つの注意点
職業訓練を受講する際に注意したいことが4つあります。
- 人気の講座は試験に落ちる可能性がある
- 欠席すると給付金が未支給になる
- 就職時期が遅くなる
- 事務手続きに手間や時間がかかる
それぞれ解説していきます。
1.人気の講座は試験に落ちる可能性がある
職業訓練の中でも特に人気のあるコースは、試験で落選して受講できない場合があります。 以下が令和6年度の公共職業訓練、求職者支援訓練の倍率が高かったコースの一覧です。
【令和6年度 公共職業訓練・求職者支援訓練の高倍率のコース】
公共職業訓練 求職者支援訓練 営業・販売・事務分野 118.7% 126.1% デザイン分野 114.9% 175.8% 建設関連分野 114.3% 185.6% 参考:東京労働局
選考試験には、主に筆記試験と面接があります。 人気のコースを受講したい場合は、問題集を解いて勉強する、面接時に希望する訓練に基づいた志望動機を伝えるなど、しっかり対策をしておくことが重要です。
2.欠席すると給付金が未支給になる
公共職業訓練・求職者支援訓練ともに、正当な理由なく欠席や遅刻が多いなどの問題がある場合は、退校になったり、給付金が受けられなくなったりする場合があります。
まず、出席率が8割を下回ると退校になります。また欠席や遅刻などは、給付金が受給できなくなる可能性があるので注意が必要です。
以下は、欠席した場合の給付金の受給についての表です。欠席理由によっては、手続きをすれば給付金を受給することができます。
欠席した場合の給付金の受給 公共職業訓練 該当日は未支給
※やむを得ない場合は支給求職者支援訓練 114.9% 建設関連分野 1 か月分の給付金が不支給
※やむを得ない場合は支給。しかし、8割以上出席しないと未支給。参考:総務省
以下は、やむを得ない理由の一例です。
- 風邪などの体調不良
- 親族の看病
- 親族の結婚式や葬儀への参加など
この場合、申請書と受診時の領収書などをハローワークへ提出すれば、給付金の受給は可能です。やむを得ない理由で欠席するときは、忘れずに手続きをしましょう。
3.就職時期が遅くなる
訓練中は、しばらくは転職せず学びに専念する時期といえます。再就職までに数か月から2年ほどかかるため、失業給付や給付金を受給していても、経済的に余裕がなくなってしまう方もいるかもしれません。
また、転職活動を始めるのが遅くなるため求人数が変動したり、希望する案件が少なくなっていたりする可能性もあります。
転職時期はハローワークに相談し、訓練が終わり次第スムーズに就職できるように努めましょう。
4.事務手続きに手間や時間がかかる
職業訓練を受講する際は、ハローワークに申請をしなければなりません。できれば締め切りの1週間前までに応募するのが望ましいといえるでしょう。
他にも、受講手当や職業訓練受講給付金の申請など、必要な手続きが多くあります。正しく申請できるように、事前にしっかりと確認しておきましょう。
ハローワークで東京都専門人材育成訓練を受けると転職に有利になる
東京都専門人材育成訓練とは、ハローワークで行っている公共職業訓練(委託訓練)の一つです。専門性のある知識やスキルを身につけ、国家資格などが取得できます。
東京都から委託を受けた民間の教育訓練機関が実施しており、求職中の再就職を目的としています。学費が無料(教科書・教材代等は自己負担)のため経済的な負担が少なく、「正社員を目指したい」「国家資格を取って安定した職に就きたい」といった方におすすめの制度です。
過去実績紹介【学費無料】東京医薬看護専門学校では東京都専門人材育成訓練で「化粧品開発者」が目指せる学科あり
<令和7年4月入学生実績>
東京医薬看護専門学校では、東京都専門人材育成訓練で化粧品開発者を目指せます。学費無料で2年間化粧品総合学科で学び、主に以下の資格を取得できます。- 化粧品総括製造販売責任者
- 日本化粧品検定1級
- 日本化粧品検定 特級コスメコンシェルジュ
- アロマテラピー検定1級
- 化粧品成分検定 など
また、(株)ラッシュジャパン、(合)/高砂香料工業など、多数の企業に就職の実績があります。
以下は、東京都専門人材育成訓練で通学している化粧品総合学科の声です。
【30代女性】
なぜ受講を決めましたか?
元々化粧品が好きで、化粧品について専門的に学べるところに魅力を感じました。特に「化粧品総括製造販売責任者」の資格を2年で取得できるところが良かったです。
実際に学んでみてどうですか?
授業は受講生以外の学生たちとも一緒に受けます。最初は10代の学生たちと一緒に学ぶことに不安を感じていましたが、今ではその心配はまったくありません。
希望の就職先はありますか?
新しい化粧品を開発できる企業に就職したいと思っています!
このように、東京医薬看護専門学校では、東京都専門人材育成訓練で化粧品開発者を目指せる環境が整っています。
転職を目指すなら東京都専門人材育成訓練はおすすめ
ハローワークの職業訓練では、転職に有利なスキルや資格が得られます。特に、公共職業訓練では失業給付を受給しながら訓練が受けられ、求職者支援訓練では条件次第で給付金がもらえるのが特徴です。
東京都では「東京都専門人材育成訓練」という職業訓練を行っています。この「東京都専門人材育成訓練」とは、東京都がハローワークを通じて民間の教育訓練期間に訓練を委託している公共職業訓練の一種で、特に1年以上の長期にわたって高度で実践的なスキルを学ぶ「長期高度人材育成コース」のことです。無料で学校に通えて、じっくりと高度な職業スキルが学べるのでおすすめです。
東京医薬看護専門学校では化粧品総合学科で委託の実績があり、卒業後は化粧品開発者として企業へ就職した方が多数います。
「コスメが好きで化粧品開発をしてみたい」「化粧品について専門的に学んで仕事に活かしたい」などという方は、東京医薬看護専門学校への進学を検討してみてください。
東京医薬看護専門学校で開講実績のある
「化粧品総合学科」の詳細はこちら