眼の検査を通じて、命を救ったことも

春日部市立医療センター 勤務視能訓練士/吉田 奈々さん

視能訓練士科 2015年3月卒

視力を検査してくれる、この人は?と気になって

子どものころからコンタクトをしていたので、病院でよく視力検査を受けていました。そのとき、検査してくれているのが「視能訓練士」という仕事だと知りました。それがきっかけで興味が湧き、中学生の頃から一心に目指していました。実際に働きだすと仕事の奥深さを感じています。たとえば、視野を測ると脳の障害がわかることもあります。「眼が見えづらい」と受診された患者様の検査をしたところ、いつもとは違う結果に!慌てて先生に診察を依頼すると、脳梗塞で倒れる寸前でした!患者様の命を救うきっかけになれたことは大きな遣り甲斐でした。

オープンキャンパスから、ずっと一緒の仲間も

高2の夏に初めて東京医薬のオープンキャンパスに参加しました。国試の合格率が100%と聞き興味を持ちました。実際に学校に行くと明るい雰囲気で、「もう絶対ここに入る!」と決めました。そのときにできた友だちとは在学中はもちろん、今も同じ視能訓練士として支え合っています。クラスメイトも仲がよく、「みんなで頑張ろう!」というムードがありましたね。先生もすごく優しかったです。放課後、授業でわからなかったことを、つきっきりで教えてくれました。

国家資格を生かせて、働く環境もいい仕事

勉強してみると、こんなにたくさんの検査があるのかと驚きました。でも、しっかり学んで国家資格を取れば、一生モノの資格になります。視能訓練士は、外来の時間に検査を行うので、夜勤がなく、残業もほとんどありません。メリハリをつけた働き方もできると思います。将来、病院で働いてみたいなと思っている人は、一度進路の1つとして考えてみてください。