食べる喜びと、命をつなぐ食事を、安全に

東船橋病院 勤務言語聴覚士/木川田 遊依さん

言語聴覚士科 2016年3月卒

自分も、おしゃべりや食べることが大好きだから

介護に興味があったため、福祉系の高校で学び、そこでの実習施設で、言語聴覚士の存在を知りました。おしゃべりや食べることが大好きな私は、言語聴覚士はそんな生きがいや楽しみを失った人をサポートする仕事なのだと知り、自分も関わりたいと思い目指しました。今は、飲み込みの訓練を中心に仕事をしています。飲み込む際に誤って肺に入り、肺炎を起こして命を失うお年寄りも少なくありません。看護師さんをはじめ他の医療スタッフと患者様の毎日様子を確認しながら対応し、体調変化に目を光らせています。

よい出会いばかりで、卒業が惜しかった

高2から東京医薬のオープンキャンパスに参加していました。明るい雰囲気で先生も先輩方も優しくて、絶対ここに入ると決めていました。入学してよかったのは、同じ目標を持つ仲間と出会えたこと。課題を乗り越えるたびに仲良くなり、卒業が惜しかったくらいです。就職は3年時の病院実習先に決めました。国家試験の前に内定を頂いたので「落ちたら申し訳ない!」と、ラスト3カ月は毎日10時間以上勉強。無事合格できました!

今も聞きたいくらい、学校の勉強は大事

現場で学ぶこともたくさんあるけれど、そもそもの基礎知識がないと何もできません。患者様を訓練するとき、学校で学んだ基礎がどれほど大事だったか痛感します。「もっと聞いておけばよかった」と思うこともありますね。学生のうちは現場がイメージしづらいとは思いますが、すべてが大事だと思ってしっかり勉強してください。