未来につながる学びを。東京医薬看護の先生たちにインタビュー!Vol.6

夢に向かうあなたへ

医薬のたのしい学びを支える先生たち。

各分野のプロフェッショナルとして医療現場で様々な経験を積んできました。

現場で得た知識や技術、心構えや立ち回りなど全てを学生に伝え、次なる医療・くすり・化粧品・美容のプロフェッショナルを育てるべく日々奮闘中です。

今回はそんな先生たちの人柄や思いをシリーズ化してご紹介!!

気になる学科の先生から、そうじゃない学科の先生まで、くまなくCHECKしてくださいね★

 
 

Vol.1 Interview 言語聴覚士科 山下幸華先生

 

Profile

東京医薬看護専門学校卒業後、病院にて主に成人を対象としたリハビリ業務に10年程従事。
2022年東京医薬看護専門学校に入職。
 
 

Interview 先生になった理由、先生を続ける理由

患者様やご家族が少しずつ笑顔になっていく姿を糧に

 
言語聴覚士は主に話す・聴く・食べるなどの生命に直結するリハビリを担う職種です。
以前私が勤めていたリハビリテーション病院で、病気の影響により失語症になり他者とコミュニケーションを取ることが難しくなってしまった患者様が入院されてきました。
元々その方はとても明るく活発な方で地域活動にも積極的に参加されている方でした。
しかし失語症になってからは他者と話すことを避け、笑顔もほとんどみられなくなっていました。
ご家族も「話しにくくなってしまったこともそうだけど、笑顔がみられなくなったことがとても心配」と話していました。
 


 
病院でのリハビリが始まり、絵カードなどを使用した言葉の練習を数カ月間行いました。
少しずつ出てくる言葉が増え、リハビリの時間以外でも他の入院患者様と挨拶をしたり短い会話を行ったりする場面がみられてきました。
他の方と関わる機会が増えることで笑顔も増えていき、退院される頃には依然言葉の出にくさはみられるものの自分から話しかける場面も多くなっていました。
退院後しばらく外来でのリハビリを継続していましたが、友達と会って話したり以前参加していた地域活動にも顔を出そうと思っていると笑顔で話されていました。
心配されていたご家族からは「こんなに話せるようになって、笑顔も戻ってきて嬉しい。」と言っていただけたり、ご本人から直接「ありがとう」と言っていただけたときのことは強く印象に残っています。
 
病気の影響で失語症になり、ご家族とも話すことが難しく笑顔が少なくなってしまった患者様が、少しずつ回復していき笑顔が戻っていく姿を見た時はとても嬉しくやりがいを感じます。
学生のみなさんには技術の習得はもちろんですが、患者様やご家族に対して敬意や優しさをもった言語聴覚士を目指してほしいと思っています。
 
 

 

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