東京医薬看護専門学校が1日限定でマダガスカルに？!

マダガスカルって場所を聞いたことがありますか。写真のような植物たちが生き生きと生息している島なんです。今日は東京医薬看護専門学校で高校の先生方の勉強会が開催されました。テーマは「マダガスカルの環境復元と有用植物のフィールドワーク調査報告」。

マダガスカルはアフリカ南東部沖に浮かぶ巨大な島国です。数千種類もの動物が生息しており、中でもキツネザルはこの島だけに生息する動物です。他にも熱帯雨林、ビーチ、サンゴ礁があります。活気に満ちた首都アンタナナリボの近くには、アンブヒマンガの丘陵地があります。ここには王宮跡や埋葬地などからなる王領地が残っています。また何世紀もの時を重ねた巨木が未舗装の道路沿いに並ぶ「バオバブの並木道」も有名です。

講師の橋詰二三夫先生は、進化生物学研究所で学芸員、東京農業大学や東京医薬看護専門学校などで研究の指導や授業を担当する傍らで、数週間から数か月の期間でマダガスカル共和国に渡り、現地の自然環境の復元事業や植生や有用植物調査などフィールドワークを行っています。この活動により、研究所所長はマダガスカル国家勲章を受章しているんです

長期にわたるマダガスカル共和国でのフィールドワークからわかる、「生物の多様：性・環境保護」と「持続的な人の生活」の両立の在り方についてお話しがありました。さらに実際に様々な種類の多肉植物に触れてみる機会もありました。参加者のみなさんは、先生の爆笑トークと、初めてみるちょっと不思議な魅力をもつ多肉植物に興味深々といった感じでした。

次回は8/24(土)の第2回目の高校教員講習会をアップ予定です。
テーマは「データサイエンスで広がる未来～遺伝子配列の比較から進化の足跡をたどってみよう～」次回の記事もお楽しみに。