Q、高校を卒業し、消防職員になってから救急救命士の資格を取ることはできますか?
これも、よく質問を受けます。
A、不可能ではない。
救急救命士の資格を取るためには、大きく2種類です。
一つは、高校などを卒業後、専門学校の救急救命士養成学校に入り、卒業時に受ける国家試験で合格し、資格を持ってから入る救急救命士。
もう一つは、消防職員として採用されてから、消防隊員⇒救急隊員⇒救急救命士とスキルアップする方法もあります、
しかし、消防に採用後、希望者全員が救急隊員になれるわけではないですし、救急隊員として5年か2000時間の救急乗務時間をクリアして、初めて救急救命士の勉強をするチャンスがあります。もちろん、これもまた狭き門なのです。
消防署により考え方は様々ですが、何年も救急救命士への挑戦を行っていない消防本部もあります。
理由として、6ヶ月間の研修に行かなくてはならないので、人員不足になる。そして、研修には費用がかかり、その費用は消防本部の地域で負担するため予算が取れないと行くことが出来ないなどの声を聞きます。