皆さんは歯医者さんでむし歯を治したことはありますか?
削って、詰めて、白いプラスチックを詰める。
こんな治療を経験した方も多いと思います。
このプラスチックは「レジン」と呼ばれる材料です。私たちの身の回りにもたくさんのレジン製品がありますが、歯科治療に使われるものも、人体に無害で、咬み合わせの圧力にも耐えられる強度を持ち、そして、ホンモノの歯のように見える審美性を高めるために、日々進化を遂げている材料の一つです。
Ⅱ部3年生は就職活動も真っ只中。
いよいよプロとして現場に立つんだ、という思いも沸いてきているでしょう。
ということで、診療補助論の最後を飾る実習は、このレジンを製造するメーカーさん2社をお招きしてのセミナーとしました。
セミナーは本当に楽しそうです。
作り手側の開発苦労話や、会社のお話、製品の適切な使い方など、多くの学生が歯科医院勤務をしているⅡ部では、すぐに役立つ情報をたくさん得られる機会ですからね。
こちらは臨床では大人気のボンディング材(接着剤)。 アルパカのCMでおなじみ、クラレ株式会社の歯科材料専門メーカー クラレノリタケデンタル株式会社様の製品です。
こちらも現場では長い歴史を持つ接着剤、その名も『スーパーボンド』です。 様々な用途に応じてたくさんの種類が発売されています。
材料の中には適正分量を計量しないと効果を発揮しないものや、発火性のあるものもありますから、しんちょーーーーーに、計量方法を練習します。
用途によって様々なタイプの商品を展開していることもあります。
さて、その違いはどんなかんじなんだろう??? こんなお試し実験はセミナーじゃないと体験できませんからね。 この違いを臨床でも活かしましょう!!
実習だけでなく、もちろん、知識のお勉強もね。
現場は常に新しい情報やモノで溢れかえっています。
少しでも新しいものを知って現場で活躍してほしいなぁと思っています。
ご協力くださった、クラレノリタケデンタル株式会社様、サンメディカル株式会社様、ありがとうございました。
さて、長かった歯科診療補助の実習もこれで終わり。 ホントによく頑張ったね!
現場でももちろん役立てて欲しいし、国家試験本番でも忘れないでね!!