日本人が命を落とす原因のナンバーワンは、がんだということを知っていますか?(※)
がんは、自分の細胞の遺伝子が変異してがん細胞になり、身体をむしばんでいく病気です… これまでは、いろいろな治療薬を試して合うものを探すしかありませんでした。 しかし、バイオデータサイエンスによって、患者さんのがん細胞の遺伝子を特定し、 そのがん細胞をめがけて効果を発揮する治療薬を使えるようになっています!
さらに将来は、蓄積したデータをもとに、 がん細胞の遺伝子が変異する順番、発病までの時間や経緯まで明らかになることが期待されます。 すると、がんを発病する前に、遺伝子の変異を予防する薬が開発できるかもしれません。 がんを未然に防げるような未来が、現実になる可能性があります。 (※厚生労働省「令和3年(2021)人口動態統計月報年計(概数)」より)
環境汚染物質を食べてくれる微生物を生み出す!?
SDGsが注目を集めているように、地球環境の維持し続けることは、 私たちの未来にとってとても重要です。 しかし残念ながら、今、地球には私たちが生み出し、 自分たちでは処理できない汚染物質があふれています。 有害物質であるダイオキシン、たまり続ける廃プラスチックなどは、その代表です。
ただ、それらの汚染物質を分解する微生物も、近年発見されています。 これらは、長年の地道な研究と実験によって明らかになってきました。 ですが、バイオデータサイエンスによって、遺伝子の研究が進めば、 汚染物質を分解する能力を発揮する遺伝子を見つけ出し、 それを組み込むことで微生物を迅速に進化させられるかもしれません。
バイオデータサイエンスは、医療の進化やSDGsに大きく貢献する可能性が大いにあります! 新たな学問領域として、さらなる発展が期待されるバイオデータサイエンス。 もし興味を持ってくれたなら、それを担うのは数年後のあなたかもしれません。
★次回予告★
医療や環境だけじゃない! 「バイオデータサイエンスのさらなる可能性」と 「バイオデータサイエンスに携わる職業」についてお伝えします✨
新ワクチンを開発する製薬会社の研究者💉
病院で病気の予知・予防に関わる医療従事者👩⚕️
肥満遺伝子に着目したダイエット研究開発者💆♀️
ミノムシの「糸」を駆使する服飾デザイナー👗
アンチエイジングを目指したコスメ研究開発💄
次回のブログをお楽しみに😊💓